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コントロールできない身体を設計すること。










昨日こんなことがありました。


マミー実験の最中にマゾが「アレ?あれッ??」などと言い出し、呼吸が乱れ始めたのです。



いわゆる拘束中に起こる過呼吸パニック状態でした。



私はまず彼に「大丈夫、あんた死なないから。」と声をかけました。



直ちにフィルムのテンションを緩める対応、それからマゾが落ち着くのを、あんまり美味しくないドーナツを食べながら眺めつつ、こんなことを思いました。



身体(心も含む)は自分で操作管理できるものという意識が強い人ほど、それが離れてゆくことが強烈な体験になるのでは。



おそらく彼は今まで呼吸を他人にコントロールされること、それが自由の効かない身体下で起こり得ることを想像したことがなかったんじゃないかな、という印象でした。




こういうことが起きた場合には無理せずに作業の中断必須なのですが、

マゾの大多数が「最後まで達成できなくて悔しい。」と答えます。



お前さっきまで今際の際みたいな悲壮感をまとって私にマゾプレゼンしてたじゃないか、と図太い神経に呆れます。



マゾの自己演出プランって本当に良くできていてズル賢いんですよね。



おかげさまで、彼は反射でゲロを詰まらせることもなく、意識も飛ぶことなく無事です。



そんなことです。





※この記事のモデルさんとは複数回セッション経験がありますが反射やパニックは経験に左右されずいつでも起こります。信頼関係は免罪符にしかなりません。

※拘束セッションは非常に危険な行為です。アート作品ではありません。

※拘束してから目の離れた場所での放置は本当にダメです。死にます。


 

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