SALON de DIAMONDを終えて。
DIAMONDS ARE FOREVERとの出会いは14年前に大学の友人に連れられて遊びに行ったことが始まりです。 dumb typeの「S /N」ダイジェストを講義で見て号泣していたのが私とその友人です。 クラブイベントというものに初めて出会い、生きているドラァグクイーンを見たのがこの場所でした。 そして私が踊ってもいいことを違和感なく受け入れくれた場所でもあります。 私は大学で数年間舞台芸術を専門に学び、空間と表現する人と観客を繋ぐコミュニケーションとはなんぞやを実体験してきました。 パフォーマーにとって観客からのリアクションは赤子の産声のようなもので、箱という胎内で生きることや呼吸のやりとりをしているように思うのです。 箱が無くなることで産まれるべきものに触れられず、命や文化や生きていくこと自体が尽きてゆくなんて悲しいことがあってはならない、と、この約2年間心の底から思うのです。 KOTOBUKIYAYAはパフォーマンスを生業にしておらず普段は小部屋で味噌汁を啜るように顧客を縛っているわけですが、今回の私の役割がへその緒になっていて新しい方